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アロマ&クレイセラピー

実験記録


−その13−




(81)ヘナ髪染め実験

トルコでは昔からヘナという植物を髪染め兼トリートメント剤として利用してきたそうだ。最近では天然素材の染髪料として日本でも話題になっていると聴く。通常、染髪料には合成成分が含まれているので髪をいためてしまうものだが、ヘナは逆に髪を保護してくれる上、自然なつや、色合いが出しやすいという。

オーストラリアでも天然ヘナを扱う業者を見つけたので、さっそく取り寄せてみた。薬草のような独特の香りがある茶黄色の粉。使い方は書いていないので、夫に教えてもらいながらトライアルした。実は、私がヘナを知ったのは、夫の友人(デンマーク人)が長年愛用していることからだった。だから、この人の使用方法を夫経由で聞いて、同じように試してみたわけだ。

使い方は「ヘナの粉をお湯で溶かし、ペースト状にしたものを髪にこすりつけて放置するだけ」という、いかにも簡単そうなハナシ。が、実際やってみるとそう単純ではなく、いちいち、ちょっとしたコツが必要になる。

【ヘナの使い方】

  1. 髪をシャンプーし、すすいだあと、軽くタオルドライします。
  2. ヘナの粉を熱湯に浸し、ペースト状にします。
  3. これを手で、出来るだけまんべんなく髪になすりつけていきます。まんべんなく、というのが難しいのですが、クシやブラシで髪を平らにしてからヘナを付けると比較的乗りやすいです。なお、ヘナが肌につくと炎症を起こす場合もあるので、敏感肌の方はゴム手袋を使ったほうがいいでしょう。
  4. そのまま放置すると、パラパラとヘナ粉が落ちてくるので、シャワーキャップなどで固定します。温度が高いほど色づきやすいので、アルミホイルや蒸しタオルを巻いてから、シャワーキャップを被るとよいでしょう。さらに、蒸しタオルの上からドライヤーをあてるという方法もあるそうです。(タオルにも色が付きますので、色が付いてもいいタオルをお使いください)
  5. できるだけ長い間、放置します。長く放置するほど色付きやすくなります。
  6. シャワーでヘナ粉を洗い流します。




さて、仕上がりはどうか?というと、「そういや、ちょっと茶色くなったかな」という染め加減。ぱっと見には染めたとは分からないが、光が当たったりすると、「あ、ほんとだ」という程度。であるから、白髪染として利用するには無理があるだろう。(ヘナとして販売されているものの中には化学染料と混合されたものもあり色がはっきり出るようですが、私が扱っているのは天然モノなので発色は強くありません。)

ただ、自然なツヤが出て、若干髪が軽くなったように見えるのは確か。また、髪そのものを保護してくれるので傷みにくくもなる。

紅茶やコーヒーを加えることで、色合いを調整するなどの裏技もあるそうなので、今後研究していきたい。

【ヘナの使い方:続編】

デンマークを訪問した折に、かのデンマーク人女性から、さらに詳しいレシピを教えてもらいました。彼女もヘナの本場、トルコ人女性から教えてもらったそうです。ヘナのみではなく、いろいろと混ぜるのですね。

  • ヘナ 50グラム
  • コーヒー粉(フィルターに溜まった使い終わったあとの湿ったやつ) 50グラム
  • コーヒー(濃く抽出したもの、熱いものが好ましい) 100ミリ
  • 酢 大さじ1杯
  • オリーブオイル 大さじ1杯

上記の材料をよく練り合わせます。量は長い髪用なので、髪の量によって調整してください。放置する時間は、はじめての場合は最低6時間。日本人の濃いダークヘアには12時間くらい放置する必要がある、と彼女は言っています(そのまま一晩寝ろ、と言われた)。私は途中でネをあげてしまいましたが(^^;)。また、染める頻度は2ヶ月に一度くらい、2回目からは放置時間は短め(標準4時間)でよいそうです。

でも、黒い髪がバッチリ染まる、なんてことはありません。白髪部分は赤茶に染まりますが、黒い部分は「光にあたると、そういや明るく反射して見えるな」という程度の仕上がりです。バッチリ染まるのは、合成の染料が混ざっているためで、天然のヘナではない、のだそうです。

【ヘナ+クレイの新レシピ】

その後、オリジナルのレシピを開発しました。なんと、クレイを混ぜると発色がよくなるんです(写真参考)。クレイがうまくペースト化してくれるので、髪に塗りつけるのもラクだし、待ち時間も粉が落ちてこないので快適。また、ヘナ粉の量もそんなに使わずにできるので効率的。
なぜクレイを混ぜると発色がよくなるのかは不思議ですが、ペースト化によってヘナ粉の髪への接触性をよくしていることは確かでしょう。
仕上がりもしっとりとやわらかく、髪もどんどん健康になっている気がして、うれしい今日この頃です。 E-Conception.org アロマの部屋

  • ヘナ 50グラム
  • レッドクレイ 30グラム
  • 紅茶(濃いめの抽出液)--ヘナとクレイがペースト状になるまで加える。 
  • 酢 大さじ1杯
  • ホホバオイル 大さじ1杯
  • 黒みつ 大さじ1杯
※様々な種類のクレイで試しましたが、一番うまく染まるのはレッドクレイであることが判明しました(レシピも書き換えました)。レッドクレイは鉄分の含有量が高いから、それがうまくヘナと作用するんじゃないかと推測しています。

※黒蜜は保湿剤として優秀で黒髪を美しくするもの。クレイヘアパックや自作シャンプー(カスティリア石けんをベースにしたもの)にも入れていますが、すごく気に入ったので、ここでも加えてみました。クレイ同様、ヘナを髪に固定するにも効果も発揮してくれたように思います。






(82)センテラオイルがシミに効く?!

ずいぶん前から宿題になっているシミとり実験。トリプルローズ攻撃では完治とは言い難く、期待の新星・セロリシードオイルは通経作用があるから妊娠中は実験が出来なかった。そこへ、「センテラオイル(浸出油)でシミ取れますよ!」という朗報を頂いた。こりゃ、実験しなければ!

前回実験の時は、足の蚊食われ痕の色素沈着部分を実験の対象にしたのだが、今回は季節柄、まだ蚊に食われていないので、顔のニキビ(吹き出物か?)痕を対象にすることにした。大して目立たないのだが(というか、私は不精なので細かい汚点は気にならない性格なのですね)、よーく鏡を覗くと頬らへんに小さいのがいくつかある。

センテラオイルとホホバオイルを半々に入れたものを毎日シミらしき色素沈着部分に塗る。1週間ほどしてから「どうせこんな贅沢なオイルを使うんなら、フェイス全体マッサージにも応用できるブレンドを用意しておこう!」と思いたち、こんなブレンドを作って、顔全体をマッサージすることにした。

【シミ対策フェイスマッサージオイルブレンド】

  • ホホバオイル 2ml
  • ボリジオイル(EFAオイル) 3ml
  • センテラオイル 5ml
  • 成熟肌用スキンケアブレンド 1滴


このブレンドを毎日、夜寝る前に塗って軽くマッサージするという習慣をつけた。余談だが、就寝前のフェイスマッサージは翌朝起きた時にその効果が実感できてうれしくなるものである。朝、鏡を見ると、ふっくらつややかなお肌になっているのである。

さて、シミのほうはどうなったか?というと、1ヶ月経過して、なんとなく色が薄く、より目立たなくなってきたようだ。自然療法だから即効性は期待できないけれど、もう少し気長に続けてみようと思う。

※その後、センテラオイルのシミとり作用を報告してくれた方に詳しく伺ったところ、センテラオイルを原液のまま直接シミ部分にだけつけるのだそうです。いろいろ混ぜないで局部だけに使用したほうが薬効成分の濃度が高くなるから、早く効果が見えるのかもしれません。




(83)足の指の炎症にアロエジェル

足の親指の爪が食い込んで、指先全体が赤く腫れ上がるという炎症を起してしまった。どうやら、妊娠期に重い体を支えていたことに加え、出産して水腫が引いたのが原因ではないかと考えられる。歩くのもやっと、というぐらい痛むが、よくある炎症のひとつだし、病院にいくほど大袈裟なもんでもない。そこで、ここぞとばかりにアロマ実験、をはじめた。

まず、試したのは、フットバス。バケツにお湯をはり、ソープヌードルで作った石鹸を泡立てて溶かし入れ、ティートリースウィートの精油を2滴入れて、2時間ほど足を漬け込んでおいた。とりあえず痛みは多少ひいたけれど、炎症そのものは大きな変化なし。

次はクレイ。グリーンクレイを水で溶いてクレイペーストを作り、これを患部に塗りつけてサラシで押さえておいた。3時間ほど放置してから乾燥したクレイの残骸を洗い流すと、赤い炎症はだいぶひいていたし、患部の範囲も狭まった。が、炎症を起こしたモト部分はまだ痛む。

キャリアオイルに精油を混ぜて塗ってもみたが、足の指の皮が厚いせいか、あまり精油を吸収してくれないようで、大した効果は見られず。そこで、精油を肌に吸収させやすい、ジェルに混ぜてみたらいいのではないか?と思い付いた。

抗炎作用のあるアロエを使ったアロエジェルこそ、こういう時に活躍してもらえそうだ。これにティートリースウィートを混ぜて、患部に塗り付ける。手間がかからず簡単だし、わりとすぐに水分が蒸発するので、靴下を履くこともできる。

この処方を毎朝毎晩繰り返したところ、3日目で炎症がおさまった。まあ、いろいろやってみたから、どれが一番よかったのかはホントのところ、よく分からないのだが。即効力としては、グリーンクレイでの湿布が一番かもしれないが、クレイペースト作りが面倒なのが難。その点、アロエジェル+ティートリースウィートは手間度、効果度を総合するとポイントが高かった。

【後日弾:クレイジェルが効きました】

一時は完治したかに見えた炎症が、またまた悪化してきました。なにもしなければ痛みはないのですが、指を押すと痛むし、爪の両脇がやはり少し腫れています。大したことでもないとタカを括って、ロクな手入れもしなかったのがいけなかったのでしょう。アロエジェルだけはお風呂あがりにテキトーに塗っていたせいか、炎症は一定以上には悪化しませんでしたが、爪の食い込みはひどくなるばかり。もうこれは足の専門医に行くしかないかと覚悟を決め、予約を入れようと思ったら年末年始ホリデー中。

医者が営業を開始するまでの間の気休めに、とまた自己流治療を始めることにしました。以前の実験ではクレイが効果的でしたが、いちいちクレイ湿布を作るのが面倒なので、ジェルにクレイを混ぜてみたらどうか?と考えつきました。そして、もしかするとこれは足にありがちな真菌性の炎症なのかもしれないと思い、真菌に効きそうなエッセンシャルオイルを選んでみました。

  • アロエジェル 10g
  • グリーンクレイ 5g
  • ベンゾイン(ホーリーフ入) 5滴
  • ミルラ 5滴
  • タジェット 2滴

これを気が付く度に患部に塗っていたところ、驚いたことに2〜3日後には炎症が完全に引き、指で抑えても全く痛くないのです。前々から食い込んだ爪を無理矢理にでも切り取らなくてはならないと思っていましたが、痛くてそれどころではなかったんですね。これだけ痛みがひけば無理に爪を切り取ることも出来ます。爪の左右をグイっと押して、思い切り深爪に切り、爪の中をキレイに掃除することが出来ました。これに、クレイジェルをまた塗って2〜3日放置したところ、完治しちゃいました。ちゃんと爪を切ることが出来たので、もう再発することはないでしょう。







(84)生理不順にセントジョーンズワートオイル

長年生理不順に悩んでいるという友人のために、ブレンドを作って使ってもらったところ、いい結果が出たので報告します。

彼女は現在26才、初潮以来ずっと生理不順で、年に1〜2回しか来ないという。そこで、「リズム障害」に効果があるというセントジョーンズワートオイル(浸出油)を利用して、女性ホルモンの働きを刺激するブレンドが出来ないかと考えてみた。

そういえば、更年期障害(ホットフラッシュ)に、ボリジオイル&セントジョーンズオイルの組み合わせで効果が出ると聞いたことがあるから、これを応用できそうな気がする。

精油はエストロゲン(女性ホルモン)様の働きがあるものを選んでみた。毎日、おなか・腰あたりに局所マッサージすることを前提にしていたし、セントジョーンズワートオイルの効果を試したかったので、1%程度の低い濃度にした。

【生理不順解消ブレンドのレシピ】

  • ボディマッサージブレンド 40ml
  • ボリジオイル 30ml
  • セントジョーンズワートオイル 30ml
  • クラリセージ  7滴
  • サイプレス   7滴
  • シダーアトラス 7滴


このブレンドで毎日局所マッサージを繰り返してもらったところ、1ヶ月ほどして「生理が来た!」との朗報が入った。さらに、その5週間後「また来た!」とのこと。年に1〜2回しか来なかった生理が、マッサージはじめて3ヶ月足らずで既に2回も来ちゃったのだ。「これはすごい」と、私もその効果に驚いた。

後日談:その後も少しずつレシピを替えたりしながら継続使用してもらいました。精油だけでも、セントジョーンズワートと精油だけではダメだったこともあり、どうも「ボリジオイルとセントジョーンズワートの組み合わせ」がポイントになっているようです。






(85)花粉症にティートリーの内服

年々、花粉症はますます猛威をふるっているようだ。私もアレルギー鼻炎もちなので、その辛さは想像に難くない。鼻から目から、身体中がたまらん状態になり、それがシーズン中ずっと続くのだから、たまったもんではないだろう。

このうっとーしい花粉症がティートリーオイルでやっつけられると聞いた。日本人のお医者さんが著された『医師がすすめるアロマセラピー』(マキノ出版)という本の中に、「花粉症の患者さんにティートリーオイルを内服してもらったら効果があった」といった内容の報告が掲載されているのだ。これは朗報!と思い、やっぱり花粉症で毎年苦しんでいる日本在住の父に実験台になってもらうことにした。

11月に孫の顔見にシドニーにやってきた父に、「年明けくらいから、毎日ティートリーを飲むのよ」とほとんど命令(^^;)。すると、4月になって「毎日ティートリーオイル飲んでます。おかげで今年は今のところ無事です」というメールが父から入った。よかった、よかった、と思った瞬間、次の行に目をやって、のけぞった。「1回5滴、1日2回飲んでます」 −−え?! つまり、1日10滴=0.5ミリも飲んでるってこと?! 私も今まで実験という名の荒療治はいろいろやったが、内服に関しては、せいぜい1日2滴までだったぞ。

そういや父には、量について詳しく触れるのを忘れていた。父には申し訳ないが、家族が実験台となると、いきなりいい加減になるんだなあ。それにしても、どうしてまた父が1回5滴も飲むことにしたのかは不明だが、とりあえず何もトラブルは起っていないようだし、花粉症も出ていないようだから、まあいいか。

気になって「医師がすすめるアロマセラピー」を確認すると、「1回2滴を1日2〜4回」と書かれているから、父の飲んだ量もそんなにめちゃくちゃ多すぎるってわけじゃないんだな、とちょっと安心。ティートリーオイルは副作用も出にくく、長期使用しても問題のない精油だということは、あちこちでよく聞くし。とにかく、内服ってのは、ガイドラインについてのしっかりした情報がないことが多いので、なにかと不安になりますね。

さて、日本は花粉症の季節だが、当地シドニーは秋になり、ボトルブラシというネイティブの木が開花しだした。もともとアレルギー鼻炎もちの私は、この花粉が苦手で、ちょいと鼻グズグズの目かいかいになりがち。そこで、私もこのところ、ティートリーオイルの内服をはじめた。1日2滴だけだが、飲んでおくとやっぱり楽。翌日ひどい発作にならない。

花粉症対策のティートリー内服も、2ヶ月前から飲んでないと完全にはおさえられない、という話も聞くけれど、人によっては途中からでもそこそこの効果はあるのかもしれない。

なお、飲み方ですが、お茶や紅茶に滴下してそのまま飲む、というのが一般的かと思いますが、これは慣れるまでは辛いかもしれません。はちみつに混ぜてなめる、角砂糖に滴らしてそのまま食べる、あるいは精油を混ぜたはちみつや角砂糖をお湯やお茶に溶かして飲む・・・、このあたりが初心者向けかもしれません。あとは、アルコール濃度高めのお酒に混ぜると、わりと飲みやすいかと思います。

※注意:アロマセラピーの知識のない方が内服を行いたい場合には、専門家の指示を仰いでください。



(86)カンジタ膣炎をアロマジェルで退治

まったくもう、膣系の病気なら任せてください、と言いたくなる。「あそこがなんとなく心地悪いなあ」と気付いたときには既に遅く、かなりの量の白い帯下が出ていた。ヘルペスの証拠、赤いポチポチはなく、奥のほうからかゆみがある。今度はカンジタらしい。診断にあたった夫は「こりゃ、かなりいってる、明日になってもおさまらなければ、医者に行った方がいい」という。そんなに悪いの? やれやれだ。

膣のトラブルならアロマ処方も慣れたもんである。軽いうちはラベンダーウォーターなんかでもいいが、ここまできたら、かなりの高い濃度で精油を駆使しないとダメだろう。膣にキャリアオイルは使えない。ジェルが一番いいキャリアであることは実験済み。カンジタをはじめとする真菌類に効く精油も知っている。そこで、私が作ったレシピは次のとおり。

  • ミネラルジェル 20グラム
  • タジェット 2滴
  • パルマローザ 2滴
  • ローズウッド 2滴
  • オレガノ 1滴
  • リポゾーム 1ミリ
    *ジェルにリポゾームを加えると、精油の吸収度が高まって、効率よくなるように感じます。


タジェットはカンジタにとっても効くと卸のレクチャーで習った。でも、このオイル、ケトンの含有量が高くて強力すぎて、ふだんはほとんど出番がない精油なんだけど。
オレガノは3種類の真菌にも効果があるというので加えてみたかったのだけど、この精油、実はものすごく皮膚刺激が強いのだ。案の定、塗ってみるとジワ〜としみる。でも、かゆみのほうがうっとーしーので、かゆみの誤魔化しになって丁度いいやと思っていた。でも、使うべきではなかったのだ、少なくともあそこには。

このジェルをトイレにいく度に患部に(出来るだけ奥まで)塗り付け、一日2回、タジェットをお湯に滴下して患部を洗うという処方をしていたら、2日目にはかゆみも引き、帯下もなくなった。思った以上に早期に退治できて、満足。

ところが問題が起こった。たぶんオレガノのせいだと思うんだけど、皮膚刺激が強すぎて、患部の周りが炎症を起こし、腫れ、痛かゆくなってきた。敏感な部位だから、皮膚刺激のない精油を選択し、患部以外のところには付かないようにもっと用心すべきだったのだ。まったくマヌケだ。

このマヌケな失態をカバーすべく作った、ジェルその2。敏感な皮膚の荒れ、腫れを元に戻すためのマイルドなレシピである。
  • アロエジェル 20グラム
  • ホホバオイル 1ミリ
  • カモミールジャーマン 1滴
  • カレンデュラ 2滴
  • リポゾーム 1ミリ


というわけで、このジェルもまた、トイレいく度に塗っておいたら、2日で炎症はおさまって、もとの元気な姿に戻ってくれた。めでたし、めでたし。





(87)勇敢にも、光感作実験

ご存知のように、精油の中には「光感作」を起こすものがある。皮膚につけたあと、直射日光に当たるとシミの原因になる成分(主にクマリン)が含まれている精油があるのだ。主なところでは、レモン、オレンジ、ベルガモット、ライムなど、柑橘系の冷圧搾によって抽出されたオイルが要注意とされている。

これらの精油はスキンケアに有用なものもあるので、光感作を理由に選択肢からハジいてしまうのも勿体ない。「ベルガモットFCF」みたいに、人工的にフロクマリンを除外した精油も販売されている。安心して使えるという意味では便利だけど、なんかこう、エネルギーが抜けちゃったような感じが、気のせいなんだろうけど、どうしても、する。

しかし、光感作って実際には一体どれほどのもんなんだろう? 柑橘系オイルに含まれるクマリン量はモノにもよるけど、大抵1%程度の微量である。スキンケア用には精油の濃度は1%くらいに抑えるのが普通だから、実際利用する段のフロクマリン量は0.01%ということになる。そんな低濃度で、しかも海水浴するわけじゃなく、ちょっと町を歩いているくらいのことで、そんなドラマチックにシミが出来るとは考えにくい。

そこで、勇敢にも、光感作実験をしてみた。というか、実験しようと思ったわけではなくて、結果的にそういうことになっちゃっただけなんだけど。

夏のある日、車の中で手の甲を蚊に食われた。あまりに痒くて気が狂いそうだったので、手元にたまたまころがっていた精油(ベルガモット)を反射的に手にとり、なにも考えずにドドドと直付けしてしまった。気がついたら、私の手にさんさんと日光があたっている。「こりゃ光感作起こすぞ」と思って、手のひらを上にしようかと思ったけど、「こうなったら光感作実験だ〜」という気分が湧きあがり、そのまま日光に当てておくことにした。

ドライブ中、およそ2時間くらい、そのまま日光にあてておいた。が、別に異常はない。蚊にさされた痒みはとりあえず収まっているし、まいっかという気分。そのまま放置しておくと、夜になってシミらしきものを発見した。たしかにベルガモットオイルを塗った一帯が、若干ではあるが色素を帯びている。英語で「photo-toxic」と言うんだけど、ホント、写真を感光紙に焼いた時の感じ。でも、シミってほど濃くもなく、注意して見なければ気付かない程度のものである。

翌日も同じ状況。「やっぱり光感作ってあるんだ」と納得しかけたのだが、その翌日になると、このシミらしき薄い色素が消えてなくなっていた。なんなの、これ。消えちゃうんだ。しかも原液使用だったんだよ。だったら、光感作なんて怖くないじゃん!

その後、アロマセラピストの方たちと情報交換したところ、光感作って実はほとんど心配いらないんだそうです。ただ、個人差があることなので(肌質や濃度、精油の種類にもよる)、誰でも安心ってわけにはいきません。また、古い精油を使うと光感作を起こしやすいそうなので、品質には注意が必要です。光感作を起こす可能性のある精油を使う場合は、必ずパッチテストで確認してください。ちょっと勇気がいるけど、一度目立たない場所で「わたしのばあい」を確認しておくと、あとあと目安になっていいと思います。

※光感作を起こしはじめる精油濃度についてのデータを入手しました。ベルガモット 0.4%、タジェット 0.5%、ライム 0.7%、アンジェリカルート 0.78%、ビターオレンジ 1.4%、レモン 2%、グレープフツーツ 4%。なお、スウィート・オレンジには光感作の心配はないそうです。
ベルガモット精油は光感作を起こす濃度が低いのでFCFを使ったほうが安全ですが、レモンやグレープフルーツなどはふつうの濃度で使っていれば、まず大丈夫なのですね。





(88)エミューオイルで手作り美容液

ついに、化粧品グレードのエミューオイルを手に入れた。オーストラリアの原住民アボリジニが利用してきたオイルだけに、オーストラリアではお土産物屋さんで観光客相手に売られていたりする。が、その価格帯、店頭での扱われ方からいって「品質大丈夫なのかな〜」と不安で今まで取り扱わずにいた。酸化しやすいオイルだと言われるわりには冷蔵保存されているわけでもないし。また、フィルターをかけただけの未精製オイルでは有害物質が残存しているおそれがあるから、きちんと精製された化粧品グレードものを入手したかったのだ。

ようやく入手したエミューオイルは白くてドロドロしていて、まるでラードみたい。が、肌につけるとスっと浸透するので、ベタつかない。ちなみに、エミューオイルにはニキビや吹き出物を作る原因にはならないことが確認されているそうだ。保湿効果があるので乾燥肌にオススメと言われるけど、脂性肌に使っても問題はないということだろう。

さっそく実験材料はないか?とあたりを見まわすと、タイミングよく子供がお腹に掻きこわしキズを作っている。しめた!と塗ってみたら、翌日には炎症がなくなり、傷もほとんど消えかかっていたから驚いた。

子供のお腹で効果を実感した母は、「よし、これで贅沢な美容液を作ってみよう」と思い立ち、次のようなレシピで作ってみた。

  • エミューオイル 2ミリ
  • ローズヒップオイル 2ミリ
  • イブニングプリムローズオイル 2ミリ
  • ビタミンE(アセテート)2ミリ
  • シアバター 1g
  • ローズの精油(ホホバオイル3%入) 20滴
  • 天然酸化防止剤ROE 1滴


本来は湯煎でシアバターを溶かすべきなのだけど、怠慢こいて「常温に置いておけばそのうちオイルに溶けるだろう」と放置しておいたら、本当に溶けた。これを夜の洗顔後、アロマウォーターで作ったローションを使ったあとで、オイルマッサージがわりにつけてみた。オイルマッサージをして寝て起きると、お肌がしっとりふっくらしているのだけど、この美容液を塗って寝ると、おまけに肌に自然なツヤが出るようだ。夫にも「最近、化粧品のレシピ、変えたでしょ」とバレたくらい、見た目が違ったみたい。

他にもセンテラオイルを加えたり、精油ブレンドを工夫することで、もっと効果的な美容液が出来るだろう。また、クリームやオイルブレンドに少しエミューオイルを加えることで、保湿効果を促進することが出来るだろう。紫外線防止用に利用されてきたというから、ファンデーションなどカラリング・コスメにも応用できそうだ。これから、いろいろと研究していきたい。






(89)PMS(月経前緊張症)対策

PMS(月経前緊張症)には、多かれ少なかれ、女性の40%が悩まされているという。私もバッチリある。昔は「なんとなくイライラするな〜」程度だったのだが、出産してから忙しくなったせいか、更にひどくなったような気がする。

症状は人によっても違うそうだが、私の場合は「何もする気が起きない、ずっと寝ていたい」という気分になり、何かも放り出したくなる(「もうE-Conceptionなんかヤメだ〜!」と思ってしまうので、この時期は仕事しないことにしてます)。さらに苛立ちやすく、爆発を起こすこともままある。夫には大迷惑。

でも、これ、生理がくるとパタっと消える。ほんでもって、これは女性の月経周期からいって、当然のことなのだそうです。生理前はホルモン状態の変化調整がうまくいかなくて、身体がギシギシ言い出すわけです。だから、この時期は、「何もしないで眠る」べきなのです。

そうはいっても、家事や育児や仕事がある我々、そう簡単に日常を投げ出せません。そこで、エッセンシャルオイルの登場。

まず、これまでやって効いたなと思うのは、アンジェリカ・ルートを使ったオイルマッサージ。このオイル、ちょっと高いのだが、妊娠したかった頃にワラをもすがる気持ちで思い切って買ったもの(懐妊に影響したかどうかは不明)。独特のクセのある香りなので、ローマンカモミールとローズを混ぜて、セントジョーンズワートオイルで割ってみました。いずれもリラックス系ですし、ローズは通経作用があるし。濃度は1%程度。これを背中にマッサージしてもらって、一度ぐっすり寝る。すると、だいぶ平常心に戻ります。

やる気が出ないときには、ベルガモットやグレープフルーツ、マヌカなどのシャキっとする香りで芳香浴。苛立ちには個人的にはネロリがすごく効くんですが、高価なのがイタイですね。

PMSは始まると既に気分が乱れていますから、「マッサージオイルを準備しよ!」なんて気分には到底なれません。「そろそろ始まる頃だな」と思ったら、前もってブレンドを作って枕元に置いておくといいです。





(90)マヌカオイルの抗ヒスタミン作用に脱帽

ニュージーランドの原住民、マオリ族の間で伝わってきたマヌカオイル。匂いはちょっとオレンジっぽくもありフレッシュ系ではあるのだけど、他のどんな精油とも違う香りで、ちょっととっつきにくい。アロマセラピーとしての歴史も新しく、資料があまりないから、成分も使い方もよく分からない。よく聞くところでは、強力な殺菌作用と、抗ヒスタミン作用(抗ヒスタミン剤はアレルギーに処方されるお薬ですね)があるということ。

我が家には私以外にアレルギー持ちはいないし、私のアレルギー性鼻炎もクレイのおかげか発作が出なくなっているので、実験するチャンスもあまりなかった。ところが、ここへ来て、マヌカ実験をする事態がたてつづけに起きた。

ブリスベンに引っ越してきてから通販が急激に忙しくなってしまい、無理して自転車操業していたら、突如アレルギーが出た。朝起きたら顔がむくむくに腫れ上がっていて、目も開けられないほど。まるでオイワさんなのだ。慌てて救急病棟へ駆け込み、抗ヒスタミン剤をもらった。とりあえずこれで腫れはおさまったのだけど、抗ヒスタミン剤を飲んでいると眠くて眠くて生きている気がしない。もう抗ヒスタミン剤は飲みたくない!と思い、マヌカオイルに切り替えることにした。

その頃にはむくみは取れていたんだけど、かゆみが残っていた。そこで、ボリジオイルにマヌカオイルを5%濃度で希釈したものを、かゆいところに塗る。と、すぐにかゆみが引いた。本当に速攻なのだ。

これは「かゆみ止め」として非常に有効なのではないか?と思った。そこで、蚊にさされたところにも塗ると、すぐにかゆみが引く。今まで、様々な精油を使って様々なかゆみ止めブレンドの研究をしてきたけど、こんなに効くものには今だかつて出会ったことがない。

ところで引越先は亜熱帯エリアに入るので、巨大な虫たちがいろいろといる。そのなかには人間を刺すヤツもいて、毒をもっているのか、私たちの身体に抗体ができていないせいか、不必要なまでに炎症を起こしたりする。私がひどい目に遭ったのは、巨大な黒アリである。足の甲をさされ、痛痒かったのだが、「しょせんアリだよ」とタカを括って放置していたら、足じゅうが熱を出して腫れ上がってきた。そこで、得意のボリジオイルにマヌカオイルを希釈したものを塗ったら、たしかに痛み・かゆみは引き、炎症も翌日には引いてしまった。

また、夫も虫のせいか植物のせいかは分からないが、腕じゅうに赤い発疹ができて痒がっていた。「これはマヌカだね」とさっそく試したら、すぐにかゆみが引いて、次第に発疹も勢力を失っていった。「使用前・使用後の写真撮影をしておくべきだったね」と夫は喜んで、いまや「マヌカ様様」と珍重している。

資料をあさったところ、ようやくマヌカオイルの成分がわかった。なんと70%近くがセスキテルペン炭化水素類なのである。しかも、複数のセスキテルペン炭化水素が少しずつ混じっている。こんなオイルは珍しい。それですばらしい抗アレルギー作用、抗掻痒作用があるわけだ。納得。たぶんアトピーにもいい結果が出るのではなかろうか。
そして、残りの30%近くがトリケトンという、これまた珍しい成分なのである。これが超強力殺菌オイルと言われるゆえんだろう。

ちなみに使用した濃度ですが、顔には最高でも5%が限度でしょうが、手足には20%という高濃度のものを用意しています。最終的には患部のみですが、原液でも使っちゃいました(注:原液使用による反応には個人差がありますので、必ずパッチテストをしてください)。一旦原液使用すると、希釈したものでは物足りないように感じられて、ついつい原液のまま使ってしまうのですが、特にトラブルは出ていません。

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