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アロマ新ブランド設立物語 Part 1

~ 設立準備段階の舞台裏 ~



すでにお気づきの方もおられるかと思いますが、アロマ&クレイセラピーの通信販売コーナーにおいて「福島独自ブランド E-conception」をデビューさせました。同時に、「アロマの部屋」を全面改装工事が終わり、一息ついたところです(といっても、キャンペーンの関係でまだまだ大忙しなのですが)。ここらで、新ブランド設立話を舞台裏からご紹介したいと思います。

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新ブランド設立の背景


まずは、なぜ「独自ブランド」なんぞを設立することになったのか?という裏話です。

5年前にシドニーに来て以来、なぜかハマってしまったアロマセラピー。そこで知り合ったのが、オーストラリアではプロ仕様品として名高いブランドを扱う、シドニー卸のAさん。3年ほど前から彼女が扱う商品をこのホームページを通じて紹介し、日本のユーザーの方々に提供してきました。

「アロマ物語」のバックナンバーをご覧いただければお分かりのように、最初はズブの素人でしたから、右も左も分からないままに、自分で使ってみていいぞと思ったものを少しずつ提供していたわけですが、私自身の興味が深まるにつれ、どんどん扱う品種が増えていきました。同時に、「月に一度来るかどうか」の発注が徐々に増えていき、お客さんからの「こんな商品ないですか?」のリクエストも戴くことが多くなり、そんなこんなで、気付いてみたらエッセンシャルオイルからコスメティクス素材に至るまで、総勢300種類近い商品を扱うようになっていました。

また、自分自身の興味関心と、お客さんに後ろ押しされる形で、私自身も相当勉強させていただきました。本や資料はもとより、卸で企画される講習会、カンファレンス等で開催されるワークショップなどにも積極参加しました。お客さん(という立場の「アロマ仲間」だったりします)から教えていただいたことも沢山あります。また、卸のAさんには毎回仕入れにいく度に、質問し、あらたな知識を得・・・という具合に、個人的にAさんに教えていただいたことは数知れません。

おかげさまで、単なる「個人輸入サイト」としてよりも、「アロマ情報ページ」としてユーザーの皆さんには定着してきたのではないかと自負しております。売上げ的には、デカ腹抱えた私が一人でやってることからも推測がつきますように(^^;)、まだまだビジネスと呼ぶには貧弱なレベルではありますが・・・。




ところが、今年に入って、日本で某学校を経営されている方(仮にHさんとします)からクレームが入りました。戴いたお便りは非常に長いのですが、一言でまとめるなら「Aさんの商品を販売しないでくれ」という趣旨でした。Aさんの会社とは独占契約を結んでいる上、Aさんの商品はとても品質が高く繊細なものなので、インターネット経由で顔も見えない素人相手に販売できるものではない、とのことでした。

後半の「顔も見えない相手に云々・・・」部分については、私なりにきちんと説明することが出来ますので、さほど気になりませんでした。この方はインターネットによるコミュニケーションの深さや可能性についてよく御存知ないようですし、私のやり方やポリシーに関してもこの時点では誤解されているようでした。

    後日談になりますが、この誤解については後々お手紙等を通じてHさんにはご理解いただきました。また、私もHさんとのやりとりを通じて、勉強させていただいたことが多々あります。こうしたキッカケを作ってくださったHさんとの出会いに、ひとつの「縁」を感じないわけにはいきません。


しかし、独占契約問題については気にかかります。AさんとHさんが独占契約を結んでいることは以前からAさんより聞いており、「私がオーストラリア国内で直接Aさんから仕入れたものを日本市場に出すことに関してはこの独占契約の範囲外なので気にしなくてよい」と許可を得ていました。が、Hさんからクレームが入った以上は、契約当事者であるAさんに再確認する必要があるでしょう。

そこで、Aさんと緊急ミーティングをもちました。やはりAさんとしても、お得意先のHさんからのクレームを受け入れないわけにはいかないという立場でした。独占契約ですから、日本市場に同じブランドの商品が別ルートで入るという事実があってはHさんのビジネスに支障があるわけです。事情を伺えば、私としても当然のクレームだと思います。

これでAさんは、私も含め、日本市場に彼女の商品を販売している人には商品を卸せなくなるでしょう。「他にAさんのようないい卸はないだろうか?」「もしかして、アロマ通販は中止かなあ?」と一瞬、弱気になりました。

ところが、Aさんはタダモノではない。Hさんにとっても私にとっても納得のいく、いや、私にとってはこの上なく有り難い「すばらしい解決策」を提示してくださったのです!

    「マキコ、あなた、自分のブランドを作ってみない?」

この提案にはちと驚きました。だって、私には特別な資格も卸のコネもないんですから。そりゃあ、私もAさんみたいに複数の卸から納得のいくものを厳選して、独自のブランドを作れたらどんなにいいだろうと思ってはいましたが、「そんなの夢だよなあ」と絵空事のようにしか考えられなかったわけです。

私の気持ちを率直に話すと、Aさんは「サプライヤーになる上でなんら資格は必要ないこと」「オーストラリアあるいは国際的な法律上、注意しなければならないこと」を説明した上で、「あなたにも十分できる!」と勇気づけてくれるわけです。さらに「卸についてはAさんが仲立ちになって信頼できる会社を紹介してくれる」とまで言ってくださいました。なんてなんて、ありがたいことか?! もう「天から降ってきたボタモチ」です(^^;)。

もっともAさんとは週に2~3回は顔を合わせ、商品のことだけでなく、世間話してくるような関係になっていましたし、私の仕入高が伸びていることもよく御存知でしたから、「クレームついたから、ハイ、さよなら」という対応はしないだろうなあとは楽観視していたのですが、それにしても、こんなありがたいオファーはない!!

そんなわけで、危機一髪状態から一転して、バラ色人生と相成ったのであります。お客さんに背中を押され、サプライヤーに手を引かれて、ここまでやって来た、という。なんだか夢みたいに理想的な展開です。・・・が・・・。


つづく・・・


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