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アロマ新ブランド設立物語 Part 1

~ 設立準備段階の舞台裏 ~


★精油の品質管理 ~エネルギーにより熟成する?!

在庫を抱えるからには品質管理が大変重要です。私が扱っているものはどれも比較的シェフルライフの長い商品ではありますが、倉庫でどれだけ品質を劣化させずに保存するか?は、在庫管理問題と連携して検討すべき課題です。

数ある扱い商品の中でも、精油はもっともセンシティブなので厄介です。厄介というより、興味深い実験対象というのが、私の実感なのですが(^^;)。

精油の品質、香りを左右するのは、品種、産地、栽培方法の他、その年の気候といった自然条件が挙げられます。また、当然のことながら収穫から抽出に至るまでのプロセスで差が出てくるでしょう。そして各国の産地から送られてくる間の環境。ここまでは私のコントロール外です。できるだけ、いいものを、信頼できるサプライヤーから「選択」するしかありません。私が精油の品質に直接関与できることといえば、倉庫内での保存期間をどう過ごさせてあげるか?、また、小瓶に移す時にどんな配慮をしてあげられるか? にかかってきます。

具体的にいえば、気温に注意するとか、外気(特に酸素)との接触を避けるようにするとか。こういう基本的な問題に対しては、冷蔵庫を購入して冷暗所に保存するとか、2ml入の精油については(ドロッパー付きの5mlボトルを使っているのでボトル内に酸素が入ってしまう)、移し替えの際に窒素充填する(←ここまでやってるメーカーはそうそうないでしょう)といった方法で対処しています。ここらへんの化学的問題に関しては、もう夫のプロパーですから、大丈夫、完璧です(^^;)。




しかし、コトはそう単純ではなく、もっともっと微妙な「なにか」が精油に影響を与えるものと考えられるのです。いわゆる、科学では割り切れない「なにか」です。

精油とは、植物のエキス・血であり、言ってみれば「生命体」そのものでもありますから、抽出されたオイルの中に、生きたエネルギーが存在してもおかしくはない。そのエネルギーが人間や自然の影響を受けて変化するというのは、ありうるハナシだよなあと。

たとえば前々から不思議に思っていたのがロバート・ティスランドの精油(マギー・ティスランドではありません、為念)。高価なことでも有名ですが、その分品質的にはやっぱり優れていると思います。あのメーカーの精油には、種類が違っても一環して共通する、なんともいえない独特の「ノリ」があるように感じます。マイルドで熟成されたかのような香りと、静かなエネルギー、とでもいいましょうか。しかも、いつでも同じ品質を保持しているようです。まったく同じ産地から同じ方法で買い付けていたとしても、年によって気候も違うし出来/不出来もありますから、毎年まったく同じ精油が採れるわけはないのに、不思議なことです。

おそらく、なにがしかの「調整」をしているのではないか?と思うわけです。「酢酸リナリルなど天然に含まれる成分を加えたりして、あるいは同じ種類の別ロットの精油をブレンドしたりして、多少成分調整しているんだろう」といった推測も聞かれますが、私は、そういう化学的な調整だけではなく、目に見えないエネルギーの力を借りた何らかの「調整」が行われているような気がするわけです。たとえば、ピラミットパワーとか、気功とか、魔法とか、加持祈祷とか(^^;)。例は突拍子もないですが、要するに物理的に何かを加えるといったことではなく、スピリチュアルな作用を引き起こすようなものを加えているような気がしてしょうがないのですね。




こんな話を卸のAさんにしてみたところ、彼女はこうコメントしてくれました。

「確かに精油には何がしかのエネルギーの影響を受ける性質はあると思う。たとえば、まったく同じレシピのブレンドを3人のひとに作ってもらうと、出来上がったブレンドは微妙に香りが違ったりするでしょう? 人それぞれがもつエネルギーが精油に影響するんでしょうね。でも、そんな微妙な違いを察知できる人はとっても限られているのよね」と。

「じゃあ、あなたが実践していること、気をつけていることはありますか?」と質問すると、「特になにかやっているわけではないけど、ただ常に”ポジティブに考えるように”はしているわ。”この精油はみんなの役に立つんだ”って思うようにしている」と。

この人、口だけじゃなくて、本当にそういう人なんですよ。一目会った時から、なにかポジティブなものを持っているなって感じさせるなにかがある。それも、一時的なものじゃなくて、常にそのポジティブさをキープしているところがスゴイなあと、尊敬していました。が、こうして言葉で聞くと「なるほどなあ」と納得してしまいます。
日本で独占契約をしているHさんが、この卸の精油を「特別なエネルギーをもった繊細なオイル」と評価されているのも分かるような気がしました。Aさんのポジティブ波動が精油に影響しているのでしょう。分からん人には全然分からんでしょうが、分かる人には分かるという。

さて、私はAさんからも商品を卸してもらうわけですが、いくら彼女のいい波動が入った精油を卸してもらっても、私が悪い波動を持っていたら台無しにしてしまうこともありうるわけです。精油のサプライヤーとして法的な条件はなくても、やっぱりAさんのようなポジティブなエネルギーを持った人であること、は重要なポイントだと思います。といっても、そうそう難しいことではなく、自分自身がハッピーであること、精油に愛情をもって接すること、みんなの役に立とうという心がけを忘れないこと・・・なんてことが大事なんかなあと思ったりしています。





ところで、ロバート・ティスランドにはなにかスピリチュアルな香りがする一方で、これとは対局の立場をとりつつ成功しているメーカーとして、プラナロムが挙げられるでしょう。医療の一環としてアロマセラピーが用いられるフランス出身のメーカーだけあって、科学的な立場をとっています。「精油は抽出されるロットによって全て成分が異なる」という事実を前提に、ロットごとにガスクロマトグラフィー等を利用した成分分析を行い、品質管理するという。これだけ手間とコストをかけて品質管理しているのですから、価格が高いのも当然です。

たしかに品質も優れているとは思うのですが、このメーカーの精油は「ツンと来る」というか、生(キ)のまま、自然のまま、といった印象があります。当然ロットごとのバラツキもある。「それだからこそ、天然の証拠」と評価する人もいれば、ロバート・ティスランドのようにマイルドで安定したものを好む人もいるでしょう。

私としては、プラナロムの品質管理体制は、サプライヤーとして文句なく完璧だと思うし、出来ることなら同じレベルの品質管理をしたいとは思います。今はそんな資金がないから真似するのは無理なんですけどね。お客さんからのリクエストに応じて卸からガスクロ分析結果を取り寄せることは可能ですが、そのたびにイチイチ費用と時間(←これが例によって読めない)がかかってしまいます。このコストを私が一人で負担するのは到底不可能です。まずは、自分んちにガスクロ分析器を置かなきゃね。新ブランドがうまくいって儲かったら、まずはガスクロ分析器を購入しようと企んでいます。ウン千万の出費ですから、そう簡単にはいかないでしょうけど(^^;)。

ともかく、プラナロムの品質管理体制は見習うべきですが、反面なんでも「ガスクロ」、なんでも「化学分析」で説明されちゃうと、ちょっとなあ、という気もします。「なにか大切なものを忘れていませんか?」という。私はやっぱり、天然ものの化学分析は抑えておくと同時に、精油を「生きもの」として愛情を篭めて扱いたいですし、ロバート・ティスランド系のワケわからんエネルギーによって熟成された品質を目指したいんです。

じゃあ、どうしたら、「精油を熟成(あるいはエネルギー充填)」させることが出来るのか? が課題となります。




ややオカルトチックな世界に入りますが、このエネルギーについて、もうちょっと詳しいお話をしましょう。「精油が受けるエネルギーの影響」について関心をもった私は、協力者とともに日本出張中にこんな実験をしてみました。

まったく同じ精油を同じ量だけ同じ瓶2本に入れます。1本は祭壇の前に、もう1本は台所上の棚の中にしまいました。どちらも同じ部屋の中ですし、高さも明るさも同じくらい。気温も湿度も同じはずです。

3日後、この2種類のオイルを嗅ぎ比べてみたところ・・・・・
ビックリしました。全然違う香りになっているんですよ。「気のせい?」程度の違いではなく、「ホントーに同じ精油なの?」と疑うくらい、歴然と違うんです。

それも、面白いことに、台所の棚に入れたものは華やかで派手な香りであるのに対し、祭壇前に置いた方が地味で、香りが弱く感じられました。どうやら神様系のエネルギーが入ると、香りがマイルドになるようなんですが、それにしても「こんなにマイルドじゃ香りが弱すぎるよ~」というくらい。が、翌日、再度嗅ぎ比べてみると、今度はマイルドすぎた筈の祭壇前オイルが、いい感じに熟成しているんです。練れた香りというか。あの、ロバート・ティスランドのノリに近いものがある。いやあ、驚いた。

この実験結果に圧倒されて、シドニーに戻ってきてからも引き続き「エネルギー実験」を繰り返しています。そして、精油が環境から受ける影響の大きさに驚かされています。最高の精油というものは「作る」ものなのかもしれない・・・と認識を改めざるをえないです。

しかし、ウチには祭壇はありませんし、私は宗教も持っていませんので、神様の力をお借りするわけにもいきません。具体的にどういう方法で「最高の精油」を熟成させるかは、まだ研究中です。まあ、いずれにしても、ここから先は「企業秘密」ってことになりますね(^^;)。

でも、基本的にはさっきも述べたように「みんなの役に立つものを提供したいという気持ちを忘れないこと」といったポリシー部分が根幹になくては意味がないんだろうと思います。方法論だけに溺れてしまっては、本末転倒ですから。

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そんなこんなで、皆さんのおかげでどうにかデビューにこぎつけた次第です。ここまで来るまでには、本当に沢山の方々からのご協力をいただいております。今までに私の通販を利用してくださった方には直接・間接的にお力添えいただいているわけです。この場をお借りして、お礼申し上げます。


Part2 「新ブランドにおいて目指すこと」


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