よくある質問と回答 Q&A 《クレイ内服》
- Frequent Asked Questions -

クレイ内服に関する質問に、E-Conceptionオーナー福島が個人的体験をもとにお答えします。
※クレイの内服については、E-Conceptionにておすすめしているものではありません。自己責任にてご判断ください。

Q1 クレイの内服方法を教えてください。

まずは、内服に適したクレイを選んでください。一般にフランス産のグリーンクレイ(イライト)や、オーストラリア産の食品グレード ベントナイトクレイが内服に適します。それ以外のクレイは、継続的な内服には向いていないようです。

クレイをコップ1杯の水に溶かし、空腹時にそのままゴクゴク飲みます。前後1~2時間は胃にモノを入れないこと。おなかに何か入っているときはクレイが働きにくいですし、せっかく摂った栄養まで吸収されてしまう可能性もあります。また、クレイ内服後にゴハンを食べると便秘になりがち(特に炭水化物、肉類、乳製品がダメなようです。果物、野菜は大丈夫)。慣れるまでは便秘になりがちなので、十分注意してください。

クレイは水がなければうまく働けませんので、クレイ内服時に限らず、水をたくさん飲むように心がけてください。(理想的には1日2リットル、少なくとも1リットル)

なお、「お茶やコーヒーではなく、ミネラルウォーターを飲むように」といわれる所以は、こんな大量の水分をコーヒーやお茶だけで摂ったら、カフェインなど摂り過ぎてはいけない成分までも取り込んでしまうためです。常識的な範囲でならば、お茶やコーヒーを飲んでも構いません。

寒い時期は水ではなくお湯でクレイを溶かしたいかもしれませんが、お湯を使うならば白湯がよいでしょう。クレイは加熱により、一部成分が変質するという説もあります。また、真夏でも冷水ではなく、できれば常温の水を飲んだほうがいいでしょう。(冷水は身体を冷やすので)

最初のうちは、量を控えめに。ティースプーン4分の1ほどをコップ1杯の水にいれ、しばらく放置してから上澄み液だけ飲む方法もあります。これを3週間ほど継続すると、自然と身体がクレイ内服に慣れやすいそうです。慣れた頃から、クレイと水を混ぜてすぐに(クレイの粉ごと)飲んでいいでしょう。

内服する量は多くても一日ティースプーン半分~1杯くらいで十分です。量を多く摂ることよりも継続することのほうが大事だそうです。

なお、身体に錆びる可能性のある金属(ペースメーカー、避妊リングなど)が入っている方、高血圧の方はクレイ内服を避けたほうがよいと言われます。(高血圧は塩分取りすぎを心配してのことと思われますが、グリーンクレイ、食品グレードベントナイトクレイには、心配するほどの塩分は含まれていません。)

また、その他の薬や漢方、ハーブ療法などと併用される方は、時間をずらして飲むよう注意します。一緒に飲むと、クレイがお薬の成分まで吸収してしまいます。(避妊用ピルを飲んでいる方はクレイ内服はしないほうがいいです。)

Q2 クレイ内服を始めたのですが変な症状が出ています。継続しても大丈夫でしょうか?

クレイ内服後、少なくとも1~2ヶ月は「なんだかな」状態が続くことが多いようです。いいんだか、わるいんだか、効いているんだか、効いていないんだか、ちっともよく分かりません。さらに、人によっては、不快な症状が出てきたりして、ますます不安になってきます。

クレイ内服は途中でお休みしてしまうと、またイチから出直しというか、効果が出にくくなります。ですので、なんだかなと思いつつも、最低1ヶ月は継続してみないことには結論を出せない、ということです。

ご参考までに、「The Clay Cure」に載っていた「クレイ内服をはじめてから起こりうる症状」を転載します。人によっても症状は違うけれど、多かれ少なかれ、こんな症状を経験するそうです。

• おならが臭くなる
• 便の量が多くなる
• 排便頻度が多くなる
• 皮膚が吹き出物などに襲われる
• 身体じゅうにヘンテコリンな痛みを感じる
• 疲労感を感じる
• 不安で神経質になる

これらの症状は「体内が浄化される過程で起こる反応なので、いい兆候だと思ってよい」そうです。

「これらの症状が出たら、薬などで抑えようとせず、放置すること」だそうです。出すことが必要だから出しているのであって、それが自然の毒素除去の過程なんだと。特に、ニキビ・吹き出物が出た場合など、なんとかしようと思ってしまいがちですが、ここはひとつ、ガマンしたほうがよさそうです。(好転反応が出た箇所にクレイ湿布をするとラクになるでしょう。中と外と両方からクレイに浄化してもらえば、好転反応期間も早く切り抜けられそうです。)

また、症状が次から次へと変化していくこともあるそうですが、それも好転反応の一環なのだから、辛抱強く身体の浄化に付き合ってあげること、だそうです。

なお、当たり前のことですが、クレイがすべての人にいい効果をあらわすとは限りません(クレイに限らず、なんであれ、自然療法とはそういうものですね)。体質によって合う/合わないはありましょうし、その人とクレイとの付き合い方によっても効果は変わってくるでしょう。

あまりにも好転反応がキツイ場合には、量や頻度を減らしたり、内服をやめる決断も必要です。各自がご自分の心身と相談しながら、上手にクレイを活用させていかれることを願います。

Q3 クレイピースをそのまま食べてもいいですか?

大丈夫です。そのまま食べたり、舌の上において舐めて溶かしてください。同時に水を飲むこともお忘れなく。ただし、食べても大丈夫なのは、グリーンクレイのみです。

それから、ピースは普通の粉末クレイに比べて精製度合いが低いので、時に「明らかに粘土ではない石」が混じっていることがあります。すぐ分かりますので、間違えて食べちゃうことはないでしょうが、念のため。

Q4 クレイにはアルミニウムや重金属も含まれているそうですが、体内に取り入れて大丈夫なのでしょうか?

クレイ内服についての否定的な意見は私も聞いています。「ケイ土(シリカ)が含まれているから、結石の原因になる説」「アルミニウムがアルツハイマーの原因説」「アルミニウムがおっぱいに溜まっていた説」等々・・・。

しかし、特定のミネラル分が体に悪影響を及ぼすこと=クレイ内服が危険、とは言い切れないと思うんです。たとえば、アルミニウムがアルツハイマーの原因だということが立証されたとしても、クレイ(=アルミニウムの含まれる自然鉱物)を内服し続けらどうだったのか?というリサーチデータは現在のところ、ないでしょう。

クレイの場合、特定のミネラルだけを吸収するわけではなく、あらゆるミネラルとの混合によって作用するものなので、特定のミネラル分による影響については、それほど神経質にならなくてもいいのではないかと思います。

クレイには、カドミウムや砒素など、有害と言われるミネラルもごくごく微量含まれているのが普通だそうです。クレイ内服に詳しい本 「The Clay Cure」によりますと、こういった毒性のあるミネラルは、微量である限り、そして毒性のないミネラルと同時に摂取される限り、問題はないそうです(ミネラルは酵素とくっついて体内に吸収されるので、毒性のないミネラルが多量にあれば、毒性のあるミネラルが酵素とくっつく余地はない)。毒性のある成分が含まれるかどうかが問題なのではなく、その割合が大事なのだと。

また、ちょっと余談になりますが、以前にミネラルについてリサーチしている人の講義を聞きに行ったことがありますが、その際、「ミネラルは単体で吸収されるものではなく、鉄の吸収にはマグネシウム、亜鉛が必要、といった具合に、ミネラル間の協力関係がある」ということを知りました。ということは、クレイがなぜ効果があるか?というと、「鉄分が入っているから」とかいうことではなく、クレイ中に複雑な割合で含まれた沢山のミネラルが総合力となって効果を発揮している、ということだろうと思うのです。そのバランスが、「自然の力」でこそ出来る絶妙のバランスになっているのでしょう。

ただ、こういったことは具体的にどれほど詳しくリサーチされているのか?というと、現代医療としての歴史が浅いクレイセラピーとしては、まだまだ弱いところです。今後、なんらかの副作用が出てくる可能性も否定できません。

クレイに限らず、どんな自然療法もいまいち科学データが出揃っていなくて、そういう視点で見たら怪しいもの、危なげなものも沢山ありますよね。こういった結果がはっきりするまでは、各自が今ある情報から判断していくしかないです。

ですので、私は皆さんに「絶対安心だから飲みなさい」とは絶対に言いません。私はクレイが好きだし、クレイのパワーを実感しているので、紹介しているだけです。ですから、「危ないんじゃないか」と疑問に思われる方には「やめておいたほうがいいです」と申し上げています。トライするのならば、あくまで自己責任、自己判断で。それに、病は気から、と言うように、「なにか弊害が出るんじゃないか」と疑心暗鬼でいると、本当にそうなっちゃうものですから。

今までクレイと付き合ってきた感触から判断するに、「○○が入ってるから危険」というほど単純なものではないだろう、という気がするのですね。自然はもっと複雑です。

また、お客さまから教えていただいた情報ですが、アルミニウムがアルツハイマーの原因説についても、まだハッキリしているわけではなく、専門家の間でも諸説あるそうです。リサーチデータのもとになっているのは、アルミ化合物をラットに注射すると言うような実験ですから、複数のミネラルを人間が食べたらどうなるか、ということまで分かっていないでしょう。アルミ鍋などの場合も諸説あって、分かっているのは、ある程度溶け出すことと、もし脳内にはいれば毒性があることまでで、それがアルツハイマーの原因になるかどうかになると、まだ良く分からないというところのようです。

さらに、有害とされるアルミニウムは酸化していない、金属そのままのアルミニウムですが、クレイに含まれるアルミニウムは酸化アルミニウムなので、アルツハイマーの原因になる物質とは別ものです。

Q5 クレイをペットに与えてもいいですか?

そもそもクレイは動物たちが自然界で利用していたものを、人間が真似っこして利用しだしたものですから、動物に使うことに問題はないはずです。ペットの怪我にはクレイペーストをしてあげてもいいし(舐めても大丈夫)、病気で元気がないペットの飲み水に少量のクレイを混ぜてあげてもいいです。

飲み水に入れるクレイの量はほんの少しで十分(犬や猫でひとつまみ程度)。種類としては、ホワイト、グリーン、イエロークレイなどが使えるようです。

動物の本能を信頼して、クレイを加えた水や、クレイペーストの泥んこベッドを用意してあげて、ペットが好きなように利用してもらうのもよいでしょう。

お客さまから「猫エイズで苦しんでいた猫ちゃんにクレイ水をあげたら元気になってゴハンを食べるようになった」というご報告もいただいています。

クレイが薬の成分を吸収排除してしまう可能性がありますので、抗ガン剤を投与していたり、お薬を服用している場合は、クレイ内服は併用しない方がよいと思われます。

Q6 赤ちゃんや子ども、妊娠中でも安全でしょうか?

クレイを食べる、クレイ水を飲むことには特に禁忌も制限もありません。

土を食べるという行為は、本来人間を含めた動物の「本能」です。

妊婦さんにあえてクレイを食べさせる習慣のある部族、妊婦さんが土を食べ始めたら健康な証拠として喜ぶ文明もあるほどです。

また子どもが砂場の砂を口に入れることはよくありますが、これも本能なのでしょう。

残念なことに、現代では安心して口に入れられる土が身近にない環境になってしまったので、人体に害のない汚染されていない粘土を選ぶことが大切です。

私は子どもたちが赤ちゃんの頃からクレイ水を与えてきました。果物ジュースを薄めたものにクレイを少し加えると、よく飲んでくれました。おかげさまで健康に育ちました。

Q7 食品グレード ベントナイトクレイと、グリーンクレイ、どちらが内服に適していますか?

グレードの違い
グリーンクレイ(イライト)は一般に内服に適するクレイとされているのですが、食品として販売されているわけではないので、内服する場合は「自己責任で」としか言えませんでした。

2011年より発売されている食品グレード ベントナイトクレイは安心して口に入れることが出来ます。

作用の違い
グリーンクレイは主成分がイライトですが、ベントナイトクレイは主成分がスメクタイトです。イライトはプラスに帯電したものを引き付けますが、スメクタイトはプラスに帯電したものだけではなく、なんでも引き付け吸収・排泄します。

ベントナイトクレイのほうが作用が強いのはよいのですが、からだに必要な栄養分も吸収してしまう可能性がありますので、食前食後にはクレイを摂取しないほうがよいです。

また、お薬を飲む場合にも、しっかり時間をずらすように注意してください。

※「食品グレード・ベントナイトクレイ」は、食用のほか、ボディパック、フェイスパック、クレイバス、クレイ湿布、クレイ歯磨き粉などにもご利用いただけます。

飲みやすさの違い
どちらも水に溶けやすく、抵抗なく飲めると思います。グリーンクレイは、ほこりっぽい味・匂いがあるかもしれません。ベントナイトクレイは、やや塩けを感じますが、ほとんど無味、無臭に近いと思います。

福島ファミリーの体感
グリーンクレイは食事時間が近いと便秘になりやすいのですが、ベントナイトクレイは便秘になりにくく、逆に便秘がちなときに摂取すると便通がよくなるようです。

ラース(福島の夫)の場合、グリーンクレイでは変化がなかった体調が、ベントナイトによって明らかに改善されたと実感しています。(肝臓の不調による白目の黄色みがとれ、痛風が出なくなったこと、体が軽くなったことなど)

Q8 高血圧ですがクレイを内服しても大丈夫ですか?

高血圧の人は塩分摂りすぎの懸念から、クレイ摂取は避けたほうがよい、という説がありますが、食品グレード ベントナイトクレイについては、通常の摂取量で血圧に影響が出る可能性はごく低いと考えられます。

ご心配な場合は、普段のお料理に使う塩分を少し控えるとよいでしょう。