手作りコスメ
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ファンデーション
アイメイク
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仕上げ
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とってもシンプルなのに、とってもお肌にいい。
朝晩、いつでもスプレーでシュッとひと噴き。
すがすがしい香りが漂い、気持ちのリフレッシュにもなります。
◆ シンプル・アロマ・ローション
ローズウォーター等のアロマウォーターをちょっとアレンジしただけのシンプル・ローション。
こんなにシンプルなのに、思いがけなくお肌が元気になっていきます。朝晩といわず、気になったとき頻繁にシュッシュしてください。
※分量は正確に測る必要ありません。50ミリなら「100mlボトルに半分くらいね」という、アバウトさで十分です。
肌質
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レシピ例
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普通肌、混合肌用
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(出来上がり100mlとして)
- W1 ローズウォーター 50ml
- W2 ネロリウォーター 50ml
- X5 グリセリン 1ml
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ニキビ、脂性肌用
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- W3 ラベンダーウォーター 40ml
- W2 ネロリウォーター 40ml
- W5 ウィッチヘーゼルウォーター 20ml
※脂性肌には、ティートリーウォーター、ローズマリーウォーターもオススメです。
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乾燥肌/成熟肌用
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- W1 ローズウォーター 100ml
- X5 グリセリン 2.5ml(小さじ1/2杯)
※乾燥肌にはジャスミンウォーター、ゼラニウムウォーターもオススメです。
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敏感肌用
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- W1 ローズウォーター 60ml
- W4 カモミール(ローマン)ウォーター 40ml
- X5 グリセリン 2.5ml(小さじ1/2杯)
※敏感肌には、カモミール(ジャーマン)ウォーターもオススメです。
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▼ アロマウォーターにはマイルドな香りがありますが、さらにエッセンシャルオイルや「スキンケアブレンド」を滴下してもいいです。ただし、エッセンシャルオイル(特にアブソリュートなど粘性の高いもの)は水に溶けにくいので、グリセリンかアルコールに一旦希釈してからアロマウォーターに混ぜます。それでも、基本的に精油は水には溶けませんから、皮膚に精油成分が直付けになるのと同じ現象が起こる可能性があります。使う前によく振ること、そして、お肌が敏感な人は皮膚刺激が起こらないかパッチテストしてからお使いください。
▼ ミネラルウォーターや精製水に精油を滴下するローションのレシピを見かけますが、個人的にはあまりオススメしません。理由は、水分が腐敗しやすい(品質の劣化が早い)こと、そして前述のように、精油は水分には溶けませんから皮膚刺激を起こす可能性があるからです。アロマウォーターは蒸留水なので腐敗しにくく、精油を滴下しなくても水溶性の精油成分だけが既に混じっていますから、皮膚刺激を起こすことなく、精油と同じような効果が得られるわけです。それに、なんといっても使用感がぜーんぜん違います。
▼ このローションの原料であるアロマウォーター、グリセリンはともに非常に安定した物質です。スプレーミストを取り出すなど中身を外に触れさせることがなければ、菌の混入を避けられますので、長期保存できます(1ヶ月は問題なし)。ただし、アロマウォーターの代りにミネラルウォーターなどを使う場合には、「C13 天然防腐剤 GSE」あるいは「C23 新保存剤 TGR」を加えた方がいいでしょう。
▼ アルコール(酒屋でアルコール度の高いウォッカなどを入手してください)を加えると収斂効果が高まり、グリセリンを加えると保湿効果が高まります。たとえば、冬はグリセリン多め、夏はアルコールも加えるなど、季節によって調整してみてください。なお、収斂作用のあるウィッチヘーゼルウォーターにはアルコール分も含まれていますので、これで収斂・刺激具合を調整することもできます。
▼ 上記のレシピで作ったローションをキッチンペーパー等にたっぷりと染み込ませて、顔にペタっとはりつけてしばらく放置してください(目と鼻の部分には穴を開けて)。心地のよい香りに包まれて、しばしリラックス。水分不足のお肌にハリとみずみずしさが戻ってきます。
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◆ 若返りの水、ハンガリアン・ウォーター
クレオパトラの時代から伝統的に言い伝えられる、アロマな若返りの化粧水。アロマウォーターとアルコールを混ぜ、それに精油を加えた簡単レシピです。
アルコールの量を増やすと収斂効果が高まりますが、同時に刺激性も高まりますので、あなたのお肌に合うようにアルコール量を調整してください。アルコールはウォッカやテキーラ、日本酒など、比較的度数の高いものを酒屋さんで入手してください。飲めるアルコールは、エタノールよりもマイルドで、スキンケアに適していることが多いものです。
【レシピ例】(できあがり 125ml)
- ローズウォーター 30ml
- ネロリウォーター 30ml
- ローズマリーウォーター 15ml
- アルコール 50ml
- エッセンシャルオイル
(ローズマリー4滴、レモン4滴、オレンジ6滴、ベルガモット4滴)
▼ 柑橘系のエッセンシャルオイルには光毒性(日光にあたるとシミの原因になる)があります。使用後12時間以内に直射日光にはあたらないよう注意しましょう。もっとも光毒性の強いベルガモットオイルにはFCFという光毒性成分だけを人工的に抜いたタイプも販売されています。
▼ ローズマリーの精油には3種類のケモタイプがあります。スキンケア用に理想的なのは「CT3 ベルベノン」ですが、「CT2 シネオル」「CT1 カンファー」も使えます。
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